俺の住む関東平野は今年の冬もカラカラに乾いている。
昨日は、洗濯や外水道に使っている井戸ポンプが水を吸い上げなくなった。
それだけ降水量が少なすぎて、地下水位が下がっているのだ
この現象は以前にもたまに起きていたが、3.11の東日本大震災以降顕著になった。
多分あの揺れで地下水脈が変わってしまったのだろうと推測する。
埼玉で発生した県道の陥没事故も普段下水道管は地下に埋まっていて見えない。
目に見えないから、地下で何が起きているのか、重大な事態になっているのかわからない。
むかし建設会社の社員だったころ、土木部の人が言っていた、
「建築部の人は自分の携わった現場が目に見えて良いよな」
「土木はマンホールの蓋をされたら、自慢したくても誰も見てくれないんだよ」と。
全国各地で建設工事がストップするケースが相次いでいる。
資材価格高騰のほか、2024年問題で人件費が上昇していることが要因だ。
長時間労働に関して、日給月給の人もまだ多く残業と休日出勤はあまり苦にならないが、
近年の温暖化と高年齢化には勝てないので自ずとスピードは落ちる。
それに人件費の上昇と言うが、そもそも今までが安すぎたのだ。
その上、中抜き分の人件費も上がっているので最下流までたどり着かないケースもある。
猫も杓子も大卒の時代、高卒レベルの子も大卒になってしまい、
そんな若者は建築職人なんかになりたがらない。
高卒の人自体が減少していてその人達も就職先に職人なんか選ばない。
現役で職人をしている親も内情を熟知しているので自分の子供には継がせない。
50歳後半の俺は、30年以上「若手」「若い衆」の部類だ。
現場で働く人の労務費を今の数字で提出しても見積りは通らない。
発注側も自分の給料は上がっても下請けには「早く安く」を求める風潮に変化はない。
無理して安く受注しても、人材不足で仕事を選びたい放題の職人さんは、
より率の良い仕事を選択するので、現場が始まらない。
工期に間に合わないからと、無理して今の相場で下請けさんに流すと、
資材価格高騰も相まって元請けは大赤字。
税金も利益率ではなく受注金額に応じて算出されるので踏んだり蹴ったりだ。
税金と言えば、ギャンブルで万馬券を当てて激しく勝った場合、
ギャンブル収入が1年間に50万以下なら一時所得が0円になるので税金は0円。
ギャンブル収入が50万円を超えれば税金が上乗せされる。
一発でデカいのを当てると目立ってしまう。
それまで負け続けた分の金と労力は見てくれない、関係ない。
受注した仕事で赤字を出した時と同じだ。
「負けているのにさらに税金を取られるのは理不尽だ」という意見にも頷ける。
スロット4号機時代まで本業でギャンブルしていた人たちは、
だいたいの人が貯メダルかウォレット分散して納税をバックレていたどね。
つづく。

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