冬至も近いということで、昨日の昼休みに直売所に行って柚を買って来た。
妻の実家のある北海道では柚が採れないので、この時期には毎年柚を送ることにしている。
お檀家さんにも配るということもあり、ダンボール箱にたくさんの柚を詰めて送った。
大量だったので、店員の人からは「ジャムでも作るんですか?」と言われた。
妻の実家からは普段から海産物を送ってもらっている。
金銭的にギブアンドテイクには程遠いが、多少はお返しが出来たと思っている。
俺は小学校では少年野球、中学校時代には柔道部に所属していた。
柔道部入部の理由は、幼馴染の先輩も多く、一番には土日の練習が無かったから(笑)
成長が遅かった上に早生まれだった俺は、3年生になっても身長が155cmしかなく、
大会に出ても他の学校の巨人みたいな選手と戦わなければならなかった。
チーム戦では5人中3人が勝てば良い。
顧問の先生はわざと強そうでデカい黒帯の選手に小さい俺ともう1人の細い同級生を当て、
同じチーム内の強い3人を勝たせてウチの学校は勝ち進んだ。
俺は弱いのにいつも副将か大将戦で、大人のような成長の早い巨人たちと対戦していた。
それに俺は左組で喧嘩よつになるので、相手は戦いにくいので時間稼ぎの注意と指導の連発。
疑問を感じてはいたが、柔道部の仲間と一緒に居るのが楽しかったので柔道部は止めなかった。
高校に進学したら悪いことに担任が柔道部の顧問で、執拗に入部するよう勧誘されたが、
練習風景を見て、「こんなデカくておじさんみたいな人たちとやりたくない」と真っ先に思い、
中学の先輩からの勧誘もあり、入学して1週間で応援団部に入部した。
その後、高校3年間で身長が20cmも伸びた。
もし成長が早かったら柔道部に入部していたかもしれないな。
そんな俺も柔道観戦は大好きだ。
ロス五輪では山下と斉藤に感動した。バルセロナ五輪では古賀と吉田に感動した。
国内大会や高校柔道もテレビで見ていた。
しかし年々柔道がJUDOに変化し、まるでレススリングを見ているみたいで、
「あれは柔の道ではない」と、国内大会以外は興味が無くなった。
昨日のニュースに 国際柔道連盟がロサンゼルス五輪に向けた25年以降のルール変更を検討し、
2017年から廃止の「有効」を復活させる方針であることが分かった。
有効は技によるスコアで「一本」「技あり」に次ぐもの。
中学校当時小さい俺が勝てるとしたら、一本勝ちではなく優勢勝ちだった。
ズルく逃げ回り負けない役目、顧問の先生からは「引き分け要員」と呼ばれていた。
「有効」の判定がなければ俺は0勝に近い成績だったであろう。
ルール変更によってロサンゼルス五輪では俺のようなズルい勝ち方、
いわゆる「勝ち逃げ」が増えるかもしれない。
今回のルール変更には賛成だが、これまでやって来た柔道家が対応できるか心配でもある。
柔道は礼節を欠く行為を非とする日本のやり方にするべきだ。
そうしないと「勝てればいいんだよ」というのが世界中で蔓延してしまう。
我々アルコール依存症者で言えば、「酒を止めさえすれば良いんだよ」という
第二の否認、第三の否認から脱却できないアルコール依存症者が増えてしまう。
そうならないことを願う。
つづく。
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