昼例会に行ってきた

一昨日の夜からサビ母さんが姿を見せていない。
今年の夏あたりから食欲はあるのだが痩せて体が小さくなり、
寝てばかりで毛並みも悪くなっていることには気が付いていた。
普段なら俺が雨戸を開ける音で起きて来て、
寝床を共にしているチビと一緒に朝ご飯の催促をするのに、急な寒さが原因か。
サビの娘のクロは朝寝坊だから毎朝重役出勤なのでこの時間はまだ夢の中だ。
今朝もチビだけが起きて来て、サビもクロもいないのでつまらなそうな顔をしている。
サビ母さんは一昨日の朝ご飯を食べてからカリカリを口にしていない。
ネズミでも捕食していると思いたいのだが、
高齢であろう彼女にネズミを追いかけるような俊敏な動きができるだろうか。
彼女とはかれこれ3年以上の付き合いだ、とても心配である。
昼間にでもひょこッと姿を現して、日向ぼっこでもしてくれていたらホッとするのだが。

昨日は妻と一緒に断酒会の昼例会に行ってきた。
夜例会は翌朝起きるが辛いのであまり行かないが、
月に1回の昼例会には都合をつけてなるべく出席するようにしている。
昨日も先月と同様に「指針と規範」の読み合わせをし、その後はディスカッションをした。

読み合わせの範囲は
三 酒害体験を掘り起こし、過去の過ちを素直に認める
  また、仲間たちの話を謙虚に聞き自己洞察を深める

四 お互いの人格の触れ合い、心の結びつきが断酒を可能にすることを認め、
  仲間たちとの信頼を深める

五 自分を改革する努力をし、新しい人生を創る

五では、酒を飲まないということだけではなく、その先の自分を変える努力を始めなければ、
アルコール依存症という病気からの回復はないということを言っている、そして、
「青年酒害者が、自らの創造性を発揮して豊かな人生づくりに挑戦する」
「断酒会を人生の落伍者集団としか見ていない人たちの目を、彼らがきっと覚ましてくれる」
「壮年期に酒害者になった人は、挫折の体験がそれなりに豊富である」
「断酒会員は一般の同世代とは違うことを広く知らせてほしい」
上記の文言が、妙に俺の頭に残った。

俺は、読み合わせの後のディスカッションの時間が楽しみで昼例会に出席している。
普段の例会での言いっぱなし聞きっぱなしの酒害体験談ではなく、
読み合わせの部分に絞って語り合う時間がとても新鮮で有意義だと感じる。
また次の昼例会にも参加しようと思っている。

昼例会の帰りには今回も外ネコのカリカリをホームセンターで買って来た。
サビ母さんも早く元気な顔を見せて、これを食べてくれると良いのだが。


つづく。


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