今朝は久しぶりに「猫の恩返し」があった。
夜明け前、暗い玄関先に黒い物体が、 シッポの長いネズミの死骸だった。
以前にも書いたが、猫がネズミや小鳥を人目に付くところに置く行為には諸説ある。
人間に対し「オマエは狩りが下手だから弱った獲物で練習しなさい」というメッセージ説
お世話してあげないと飼い主が飢え死にしちゃう説
単純に獲物を家に持ち帰っただけで好きな時に食べるつもりだった説
自分がとった獲物を褒めてほしい説、狩りの成果を自慢したい説
いずれの仮説にしても、猫は飼い主を怒らせようとしたり、
嫌がらせでお土産を用意しているわけではなさそうだ。
ノラ猫の世界には「ありがた迷惑」という言葉は存在しないのであろう。
非常にありがたくないプレゼントだが、やはり野生が残っていることを実感する。
格闘家の武尊さんがうつ病を発症したというニュース。
武尊さんは完璧主義で、試合に向けての目標をクリアできずに自分を責めてしまうことがあり、
それで自分の許容範囲を超えてしまうことが多々あったと言う。
当時は自分の弱みを見せてはいけないと思い、心配もかけたくなかったので、
チームメイト、家族にも言えず逃げ場がなくなる感覚はあった。
その感覚がパニック障害を発症した原因にも関わっているのかもしれない。
過食と睡眠障害、食べ吐きを繰り返し、眠れない日も続いていたので自律神経も乱れていた。
何が楽しくて生きているのだろうと疑問を感じ、死んでもいいと思ってしまうこともあったそうだ。
ストイックな人や完璧主義の方は、普通の人より精神力が強く見えがちだが、
人に相談したりや弱みを見せられない人も多いので、強さと弱さは紙一重だと思う。
また、自分に厳しく他者に優しい人ほどうつ病を発症するとも聞く。
かつて俺は、仕事の不振や環境の変化から、うつ症状が現れた。
煮え切らない日々の生活から逃避するために、大好物だった酒の力を借りた。
うつ病の人は顔つきが変わると言う。
俺も無気力から口数と笑顔が減り、無表情になっていたのだと思う。
鬱の症状はアルコール依存症に酷似している。
鬱からのアルコール依存症、アルコール依存症からの鬱が多いのも頷ける。
落ちこんだ気分が一時的にはアップするため、鬱のつらさを飲酒による酔いで紛らわそうとし、
辛さを誰かに打ち明けたり助けを求めたりするよりも、自分の力で何とかしようとする傾向が強く、
その手段としてアルコールを抗うつ薬代わりに「自己処方」することがある。
アルコールは長期的には、抑うつ傾向を高める効果をもたらすものの、
一時的に気分がアップしたように感じても、連用すればむしろ鬱症状を強めてしまう結果になる。
また、アルコールは眠りの質を低下させるため、睡眠障害も悪化させてしまう。
男性更年期障害の症状も、鬱病と重なるところが多い。
ホルモンバランスの崩れも大きく出そうな気がする。
何かをしていないと落ち着かないといった俺のような人も多いと聞く。
アルコール依存症者の平均寿命が52~54歳と言われているのも頷ける。
つづく。
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