昨日は仕事の合間に100均に行った。
仕事で使うプリンターインク、缶スプレー、瞬間接着剤を買うためだ。
ついでに予備の老眼鏡も2つ買った。
老眼鏡は現場ですぐキズが付くし110円なら惜しくない。
以前ならインクは電気屋、スプレーと接着剤は金物屋、老眼鏡はめがね屋だった。
「ホンモノ」にこだわらなければHCと100均で十分だ。
もし壊れても110円で買い足せるしね。
それに最近はネットでの購入も増え、わざわざ店に足を運ばなくなっている。
行く店と言えばコンビニとスーパーとドラッグストアばかりだ。
どこに行ってもみんなが同じものを使い、同じものを着衣し、同じものを食べている。
最近よく耳にする多様性(ダイバーシティ)とはかけ離れている。
まあ、安心で安全で安価ならそれで良い。
俺も若いころは多様性を重視した。
「他人とは違うことをしよう」とか、「もうひと手間加えよう」とか、
「独自性を持って他者との差別化を図ろう」とか考えた。
がむしゃらに何にでも手を出した。
チャレンジしたもののなかには、そこそこ成功したものもあったが、
「これ1本で行こう!」と言うまでには至らなかった。
大きな会社とウチのような弱小零細企業では体力差があった。
俺のアイディアを盛り込んだ設計を盗用されたこともあった。
バブル崩壊後は、なんでも「手を抜かずに安く」が求められていった。
きちっとした仕事をしても利益は減る一方だ。
とにかくクレームが怖いから冒険をしなくなった。
それに昔で言う3Kな職場環境も手伝って、
建設業界の高齢化と人手不足は加速している。
少子化対策の主要な財源の一つとして創設する「支援金制度」の国民負担について、
医療保険加入者の負担額は月500円弱になるとの見通し
子育て支援金“500円弱”徴収 「事実上の増税」と批判
税だろうが保険料だろうが「負担」であることに変わりない。
小手先の財源論だけで超少子化をどうにかするにはとっくの昔に手遅れ。
今の最大の問題は、若い人が結婚して子供を作ろうと思えない経済的問題にその一端がある。
元請け企業と公務員が賃上げをしても、下流はその反動を受けて逆に賃下げ。
若しくは、上流の賃上げによる物価上昇でエンドユーザーの財布のひもは固くなる。
それに加えて事実上の増税ですか。
親がいなければ子はできない。
子育ての前に、若者が親となって子供を作れる環境づくりのほうが先なのでは?
年齢別人口分布の逆ピラミッド型が解消されるまでは、
こんなことを言い続けるのだろう。
つづく。
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